名古屋市 北区 西区 空手道場


優秀な子供を育てるヒント

ファンタジーと現実
もう35年ぐらい前のことです。
ある駅のコンコースに、大きなオブジェがありました。
それは、自動車の屋根に大きな羽根がついていて、
今にも空に飛び立ちそうな、とても夢のあるオブジェでした。

一組の父子が、それを見ていました。
「ねえ、この車、空飛ぶの?」
子供が無邪気に、父親に尋ねます。小学1年生くらいの男の子です。
「バカ、車が空飛ぶわけないだろ!」
父親は、ぶっきらぼうにそう答えました。

あなたなら、どう答えますか?
「そう、空を飛ぶんだよ」
夢のある答えですが、ウソをついています。
「これは飾りだから、空は飛ばない」
事実ですが、現実的過ぎます。

こういう時、せっかくだから子供に夢を与えたい、と誰もが思います。
私は、それは正解だと思います。夢を与えることは重要です。
しかし、ウソはいけない…。

私からの提案です。
こういう時は本当の事を言いましょう。
本当の事を言って、なおかつ子供に夢を与えましょう。
私ならこう言います。
「今は車は空を飛べないけど、お前が大きくなる頃には、車だって空を飛んでるかもし れないよ。ひょっとして、その車をお前が造ってるかもしれないね。車が空を飛んだ ら便利だし、楽しいだろうなあ」


トップへ
戻る
前へ
次へ